やまだ織の買取り相場はオークションではいくらなの?
やまだ織を売る事を検討しているなら、まずは買取り相場を知っておきましょう。
ネットオークションでやまだ織を売るケースだと、平均相場は21,000円程度となっています。
最高値は未着用の本塩沢が139,000円で売る事ができています。
参考本塩沢の買取り
最安値は1円から取引されていました。
もちろんこれらの値段は目安に過ぎません。
やまだ織を高値売るのならその真価が分かる着物買取店に見てもらいましょう。
こういったお店は無料査定してくれるので、提示額に満足なら売る事を考えると良いでしょう。
やまだ織の特徴を徹底解説
やまだ織は新潟県魚沼市にある塩沢織物のメーカーで、初代・山田定成によって創立されました。
国の重要無形文化財に指定された「越後上布」をルーツにした塩沢織物に、染め技術を用いて産地生産しています。
参考越後上布の買取り
やまだ織は伝統的な塩沢織物を絶やさないため、現在も伝統を守って生産を続けています。
やまだ織では主に4つの織物が生産されています。
・越後上布
越後上布は平織の麻織物で、現在は主に魚沼市と小千谷市で生産されており、魚沼地域では古くから織られている特産品です。
小千谷に妻と2人の子どもと共に移住してきた播磨国・明石の浪人・堀次郎将俊が従来の織物技術に改良を加えたことで、越後上布の生産が始まったとされています。
2009年にはユネスコの無形文化遺産として登録されています。
麻織物なので薄く通気性があり、盛夏の普段着として着用されます。
小千谷市は他に小千谷紬の産地といしても有名です。
参考小千谷紬の買取
・本塩沢
本塩沢は1976年に伝統工芸品として指定された絹織物で、この地域で最も生産が盛んです。
強い織りをかけている強撚糸と呼ばれる緯糸で織り上げられており、凹凸のある生地が特徴的で、この凹凸が生地のしゃり感や柔らかい肌触りを生んでいいます。
やまだ織では「雪の中のきれ」というブランド名で製造を展開しています。
フォーマルなシーンには向きませんが、街着やカジュアルなパーティー、観劇・コンサートなどのお洒落着にぴったりです。
・塩沢紬
1975年に伝統工芸品に指定さえている絹織物で、素朴で落ち着いた色合いと風合いが魅力的な着物です。
越後上布の絣や縞の技術を応用し、原料を絹に切り替え、光沢が控えめな玉糸と真綿手紡糸を使用しています。
参考:塩沢紬買取り
こちらも普段着や観劇、コンサート、カジュアルな食事会などちょっとしたお出かけにぴったりで、フォーマルな場面では向きません。
・夏塩沢
夏塩沢は越後上布の技術を応用し、細糸を用いて織るのが特色です。
こちらでは駒撚りの強撚糸を経糸と緯糸に使用していて、しゃり感や透け感があり、名前の通り夏場に適した着物となっています。
季節が限定されるため、生産数は多くありません。
やまだ織を高値で売るコツ
伝統を守りながらもオリジナリティのある織物を生産しているやまだ織ですが、状態の良し悪しが買取り価格に大きく影響を与えます。
もシミやカビ、シワ目立ち、色褪せなどは査定額が少なくなる要因なので、湿気や日差し、収納方法に気を付けて正しく保管してください。
産地や品質を証明する証紙があると、査定額のアップにつながります。
高値で売るのなら、専門知識豊富な着物買取店にお願いしましょう。
店なら訪問買取りや宅配での査定に対応してくれます。