久留米絣の買取り相場はオークションではいくらなの?
久留米絣を売るのなら、まずは買取り相場をチェックしておきましょう。
ネットオークションで久留米絣を売るケースだと、買取の相場は平均8,900円程度です。
中古の最高値は松枝哲哉の久留米絣で201,000円で売る事ができてます。
最安値ははぎれが520円からあり、はぎれ等が平均価格を押し下げているようです。
もちろんこれらの価格は目安に過ぎません。
久留米絣を高値で売るのなら、買取相場を熟知した査定員の在籍する着物買取店が安心です。
店は無料で査定してくれるので、出してきた値段に満足なら売る事を考えてみましょう。
久留米絣の着物の特徴
久留米絣は現在の福岡県久留米市が発祥です。
久留米絣は綿素材が使われているため、季節を問わない着心地の良さが得られます。
また、長く着用することで肌への馴染み方や柄・色の風合いなどがより引き立つようになっていくでしょう。
綿素材はとても丈夫なので洗濯しても痛みにくいですし、日常的に使いたい着物となります。
さらに綿素材は吸湿性がとても良く、体側の水分を吸い取ると、今度は外側に向けて蒸発させようとしてくれます。
通気性も良いので汗をかいても蒸れる心配はほとんどありません。
着心地の良さに優れた綿素材を使うことが、久留米絣の特徴の一つと言えるでしょう。
久留米絣の場合、糸を染め上げて機織りにかけるため、着物の表地と裏地にあまり違いはみられません。
制作工程は糸を染まるところと染まらないところを作るためのくくり作業から始まる、糸を染料に付けて絞る染めの作業、乾いて色が付いた糸を機にかけ、少しずつ織り上げていく織りの作業に大きく分類することができ、さらに細かくわけると30もの工程が必要となります。
久留米絣独特の特徴といえば、柄です。
十字や井桁、市松模様といった織り方はなかなか他の地域の織物にはみられない織り方です。
しかも、久留米絣は基本的におよそ3ヶ月かけて一つの織物を作っていくのですが、その工程の中で天気や気温、湿度により糸の伸縮率に違いがあらわれてきます。
その結果、いつの間にか緻密に設計されていた柄が少しずつずれてきてしまい、柄がにじんでいるように見えるのです。
柄がにじんでしまうのは、全て手作業で作られた証でもあり、久留米絣ならではの味わいでもあります。
にじんだ柄がより一層柔らかい雰囲気を出してくれていると言っても過言ではありません。
元々久留米絣は水をくぐらせた着物に白い斑点がいくつもついていることに気付き、それが絶妙の味わいを引き出していたため、着物を解いて再び藍色で染め、それを機で追ってみると不思議な模様ができあがりました。
これが久留米絣の原点になったと言われています。
偶然によって生まれた久留米絣ですが、現在でもその風合いに魅了される人は多くみられます。
久留米絣の着物を高値で売るコツ
久留米絣の着物を高値で売るコツとしては、買取相場が分かるお店に売る事です。
久留米絣にも様々なものがありますから真価を見極めるには知識が必要です。
その点、着物買取店なら豊富な知識を持った鑑定士がいるのでおすすめです。
訪問買取りや宅配査定にも対応しているので大変便利です。