矢萩春恵の買取り相場はオークションではいくらなの?
矢萩春恵監修の着物を売るのなら、まずは買取り相場をチェックしておきましょう。
ネットオークションでの矢萩春恵の着物を調べてみると、平均73,000円程度で売る事ができています。
中古の最高値は11,000円ですが、そもそも出品数が少ないため、平均相場と共にあくまで目安に過ぎません。
矢萩春恵の着物を高値で売るならその価値が分かる着物買取店に査定依頼するのがおすすめです。
ほとんどのお店が無料で査定してくれるので、鑑定額が出てから売る事を検討できます。
矢萩春恵の着物の特徴
矢萩春恵は東京生まれの女流書家で、毎日書道顕彰・啓蒙部門や文化庁長官賞など数々の賞を受賞している方です。
1974年に初の個展を開き、それ以来は東京や京都、大阪など国内はもちろん、香港やフランス、アメリカなど海外での個展を開いた経験もあります。
1989年から1991年までの間はアメリカのハーバード大学で客員教授を務め、東洋美術史学科で「書」の講座を担当し、女流書家の第一人者として活躍しています。
書家であるため着物を着る機会が多く、着物とも縁が深い方です。
そんな矢萩春恵は着物のプロデュースを手掛けており、着物愛好家からも人気です。
その着物は十日町友禅で有名なブランドの「吉澤の友禅」が作っています。
参考:十日町友禅の買取り
新潟県十日町は織物の産地として全国的にも有名であり、十日町明石縮や十日町絣など先染織物があります。
また、染め着物として十日町友禅も生産されており、多くの愛好家から支持を受けているようです。
もともと染めの伝統は十日町にはありませんが昭和30年代から友禅染の技法を導入したことが十日町友禅の始まりとされており、色合いや華やかさは京友禅に近いです。
友禅は京都で扇絵師をしていた宮崎友禅斎が着物に絵を描いたことから、できたとされています。
防染糊を使い、今までの技法では表現が難しかった模様も描けるようになりました。
吉澤の友禅は数多くある十日町友禅の中でも技術力に優れ高い人気を誇っています。
着物雑誌でも取り上げられることが多く、高度な技術力と繊細で美しい作風が魅力的です。
矢萩春恵が監修した着物は丹後ちりめんの訪問着になります。
丹後ちりめんは京都の丹後地方で生産されている高級絹織物のことで、しっとりした肌触りは心地よいです。
淡く優しい色合いに襟や袖はぼかすように染めることで全体のバランスが整えられています。
唐花文や華分が優しい色彩で描かれ、模様には金箔や金彩での縁取り、金駒刺繍なども施されているので、より華やかで気品さや高級感を与える着物が多いです。
優美と華やかさを持ち合わせた着物なので、季節問わず格式のある場面でも着用できる着物ではないでしょうか。
丹後ちりめんの質感も良く、十日町友禅の着物も高品質なので矢萩春恵の着物はこれからも多くの愛好家に求められるでしょう。
矢萩春恵の着物を高値で売るコツ
矢萩春恵の着物を高値で売りたい場合、着物の状態が価格に影響します。
日頃から湿気や汚れに配慮して丁寧に保管してください。
より高値で売るのなら着物買取店が重宝します。
こういった店は汚れやシミのある着物を買取りしてくれる所も多いのが特徴です。
訪問買取り、宅配での買取りにも対応している所がほとんどなので、その気軽さでも人気です。