袋帯の買取り相場はオークションではいくらなの?
主に礼装用などに使用される袋帯は、特別な時にしか着用する機会がないため、ついタンスの肥やしになってしまっているという方も多いのではないでしょうか?
袋帯を売るのなら、まずは買取り相場を知っておくことが大切です。
ネットオークションで袋帯を売る場合、平均1万円程度で買取りされています。
中古の最高値は久保田一竹の手による辻が花の袋帯で637,729円で売る事ができています。
最安値は1円からありますから価格の幅が非常に広いです。
もちろんこの値段は目安にすぎませんが、袋帯を高値で売るならその真価が分かる着物買取店の無料査定に出してみるのがおすすめです。
無料でその価値を見てくれるので、提示額が満足なら売る事を考えてみましょう。
袋帯の特徴を徹底解説
袋帯とは表と裏、両方に模様が付いた丸帯を簡単に付けられるようにしたもので、一般的な帯の種類の中でも格式高い帯として使われます。
参考丸帯買取り
帯の幅は約31.2cm、長さは約4m30cmと、他の帯に比べて大きいことが特徴でもあります。
元々は丸帯が最も格式高い帯として使われていたのですが、丸帯はとても重く締めづらかったこと、そして戦後に袋帯が作られるようになったことで、袋帯の方が主流になっていったのです。
袋帯を織り上げる際に使われる技術には、いくつかの種類があります。
・錦織
金・銀糸や様々な色糸を使って織り上げた紋織物を指します。
京都の西陣織は錦織の技法が活用されており、後から色を付けるのではなく袋帯に必要な色で糸を染めて、織り上げていきます。
・綴織
綴織は古代エジプトの時代から続く技法であり、日本に伝わったのも奈良時代とかなり古い時代から使われています。
綴織の特徴といえば、仕上げた時の厚みや生地のハリが出ることで、袋帯以外にも装飾に使われることがある程の魅力的な美しさを持っています。
・唐織
16世紀の中国から渡来した技法で、豪華絢爛な見た目が特徴的な織物を指します。
唐織の袋帯は、綾織地に色糸を使ってまるで刺繍のように織り上げていきます。
高級帯地として使われることが多いです。
・佐賀錦
江戸末期から活用されていた手織り錦の技法であり、華やかさが魅力的な織物です。
緯糸に絹糸や金糸・銀糸を用いることで華やかさを演出しており、袋帯だけではなく袱紗や袋物など、小物にも活用されることが多くみられます。
袋帯は留袖や訪問着、振り袖などと合わせることが多く、礼装用として用いられることが多いです。
結びに関してもお祝いの場で着ることを意識して、二重太鼓や飾り結びなどで結ばれることが一般的とされています。
袋帯を高値で売るコツ
袋帯を高値で売りたい場合、やはり状態が良いものでないと難しいと言えます。
保管状態を一度確認し、袋帯がなるべく傷まないような保管方法と、定期的なメンテナンスなどを行なっていきましょう。
また袋帯の価値が分かる専門家に鑑定してもらう事もおすすめです。
着物買取店は着物への深い造詣を持つ鑑定員が無料で査定してくれます。
袋帯の価値は素人には分かりませんので専門家に価値を判断してもらった上で売るようにしましょう。