片貝木綿の買取り相場はオークションではいくらなの?
新潟県の木綿織物の代表である片貝木綿が不要になり売る場合、まずは買取り相場のチェックです。
ネットオークションで片貝木綿を売る場合、平均の買取り相場は14,000円程度です。
中古の最高値は片貝木綿の羽織を18,500円で売ることができています。
最安値は1,200円からありますからモノによって価格の幅がでてきます。
もちろんこれらの数字は目安に過ぎません。
片貝木綿を高値で売るのなら、着物への知識が豊富な着物買取店に見てもらうのが一番です。
こういったお店は無料で査定してくれるので、鑑定額に満足なら売る事を考えると良いでしょう。
片貝木綿の特徴を徹底解説
片貝木綿は木綿織物の一つで、新潟県小千谷市片貝町にある「紺仁工房」で生産されています。
小千谷市といえば小千谷紬の産地としても有名。
参考小千谷紬の買取
紺仁工房は初代松井仁助によって1751年に藍染め工房として創業され、250年以上歴史を持つ老舗染色工房です。
片貝木綿は明治20年代に起きた民芸運動を提唱した柳宗悦が考えた織り方を参考に、紺仁工房独自の織物を作りました。
この運動は日用品の中に、美を見出して活用しようという運動です。
片貝木綿は糸と織りに特徴があり、経糸と緯糸には一本糸の単糸を使っています。
ちなみに、2本の糸を撚り合わせて1本にしたものを双糸と呼びます。
さらに、片貝木綿では経糸に太さの異なる3種類の糸を規則的に配置して織っているところも大きな特徴でしょう。
太さの異なる糸を使うことで、表面が平面にならないように工夫されており、同じ太さの糸で織った着物と比べて太い糸を使った凸面が肌に触れることがないためさらりとした着心地です。
そのため、夏や湿気の多い時期も通気性がいいので着心地抜群で、オールシーズン着用できます。
凸部分同士が触れ合うことで裾さばきが良く、その上に凸凹部分が組み合わされるので、着崩れもしにくい特徴があります。
単糸で作られた木綿は耐久性があり、洗濯にも強いのでお手入れがしやすく、いつまでも清潔を保つことができます。
片貝木綿は湯通りで糊を落としているものの、それでも初めて袖を通した時は残った糊や糸の撚りがしっかりしているので固い印象です。
また、片貝木綿は色柄が数百種類あるので、お気に入りの色柄を見つけることができるでしょう。
色は赤やピンク、緑、紺、黄色などカラフルで、柄は大小の弁慶格子、棒縞、縞模様など色々あるので、子どもから大人、性別問わずオシャレな着物や帯が揃っています。
木綿素材なのでフォーマルなシーンにはあまり相応しいとは言えまませんが、ホームパーティーや気軽なお出かけ、部屋着などカジュアルなシーンや浴衣などでの利用にぴったりです。
片貝木綿を高値で売るコツ
状態のは査定額に大きく影響するので、片貝木綿の汚れやシワに注意してください。
また買い手に片貝木綿の価値が分かる所を選ぶのも高値で売る重要な要素です。
着物買取店には着物への造詣の深い査定員がいるので安心してお任せできます。
宅配査定や訪問買取りにも対応しているので一度試してみたらいかがでしょうか。