田畑喜八は五代に渡って続いている着物作家です。
今回は200年以上の歴史がある田畑喜八の着物の買取りについて徹底解説します。
田畑喜八の着物の買取り相場はオークションではいくらなの?
田畑喜八の着物を売る場合、まずは相場を抑えておく事が大切です。
ネットオークションで売る際の買取り価格を調べてみると、平均55000円程度でした。
もちろんこの買取り額は目安に過ぎません。
価格にかなりバラツキがあり、過去三年の中古の最高値は25万円で売る事ができたケースもあります。
三代目田畑喜八は人間国宝なので、着物に詳しい査定員のいる着物買取店に見てもらうのがおすすめです。
無料で査定してくれるので、金額が気に入ったら売る事を検討してみても良いでしょう。
田畑喜八の着物を高く売るコツ
田畑喜八の三代目は人間国宝、五代目は10代で頭角を表した現代作家です。
その価値が確かに分かる人に買取りしてもらう必要があります。
同じ田畑喜八であっても何代目の作品か?いつの作品か?によって価値が変わってくるのです。
それを見極めるには着物に対する確かな知見がなくてはいけません。
その点、着物買取専門店は、着物に対する深い知識を持った査定員がその価値を見極めてくれるので安心です。
こういった店は、宅配買取りや訪問買取りにも対応してる所が多い為、大変重宝します。
査定だけなら無料なので、ぜひ依頼を検討してみましょう。
田畑喜八の着物の特徴
三代目の田畑喜八は、1877年生まれの京友禅の名匠です。
人間国宝でもあり、家は代々続く京友禅を家業としています。
参考京友禅の買取
田畑喜八の歴史は古く、文政時代にさかのぼり、京都の伝統ある家のひとつです。
田畑喜八の本名は貴ノ助で、明治の頃から、田畑の名字を名乗っているため、現在の田畑喜八で五代目になります。
人間国宝の三代目田畑喜八
三代目は京都出身で、京都府画学校で日本画を学びました。ですが、学校そのものは卒業せず、中退して友禅の世界に飛び込んでいます。幸野楳嶺(こうの・ばいれい)、竹内栖鳳(たけうち・せいほう)などを師匠に持ち、独自の世界観を築き上げました。
18歳で田畑家の家業である友禅染めの跡継ぎとなり、76歳で亡くなるまで精力的に活動しました。75歳のときには、京友禅の技術で人間国宝に選ばれています。
その後も、田畑喜八の名は受けつがれ現在は五代目が活躍しています。
伝統を受け継ぎつつ新しい挑戦も
田畑喜八は代々、模様染めを重んじて、着物を作ってきました。糊を使っての模様染めから、手技をベースに置いた製作にこだわりつづけてきました。
着物もあります。三代田畑喜八です。「友禅菊花文振袖」「一越ちりめん地鳳凰桐文振袖」 pic.twitter.com/vuDYPHDNAA
— 京の梅嶺 只今顎関節症🥲 (@bunyansym) July 31, 2020
決してお金儲けに走らず、日本の伝統文化である着物を守りたいという一心で、技術を継承してきました。それは、代々続く田畑家を守るだけでなく、日本の伝統そのものを受け継いでいくという気概があるのです。
着物を絶やしてはいけないという思いで、現在は五代目が伝統を守っています。
いまでは弟子が4人おり、研修生も1人います。
職人気質が続いている田畑喜八の性質は、着物づくりにも反映されています。
三代目も五代目も、現代文化と古典を両方取り入れるべく精進し、早くから頭角を表しています。
自然や古典をヒントにしながら制作を続ける田畑喜八の着物は、伝統と革新が融合しています。
しなやかでありながら優美な京友禅の世界を楽しむことができます。
田畑喜八の着物買取りまとめ
今回は田畑喜八の着物や帯の買取りについて解説しました。
特に人間国宝として認定された三代目は高値の買取りが期待できます。
さらに着物の状態も価値に影響してきます。
シワやシミ、虫食いなどがあれば、その価値は落ちますが、希少性の高い着物であれば高値の買取りが期待できます。
田畑喜八を売るなら着物買取りの専門業者に無料の査定をしてもらうのがおすすめです。
着物に対する深い造詣のある査定員がその真価を見極めてくれます。
また、宅配査定や訪問査定に対応している所が多いのも魅力です。