宗廣力三の着物の買取り相場はオークションではいくらなの?
宗廣力三(むねひろりきぞう)の着物を売る事を検討しているのなら、まずはその相場を知っておきましょう。
一例として、ネットオークションでの買取り相場を調べてみると、稀少な為、わずか2点しか出ておりません。
大島紬が1610,000円、郡上紬が950,000円です。
人間国宝である宗廣力三の着物は稀少価値が高く、高値買取りが期待できます。
高く売るには、宗廣力三への深い知識を持った着物買取店に査定してもらうのがおすすめです。
査定自体は無料なので、気軽に見てもらい売るか売らないか検討すると良いでしょう。
宗廣力三の着物を高値で売るコツ
宗廣力三は、人間国宝と認定されるくらい高い技法を身につけていた人物です。
郡上紬の復興にたずさわった人物であり、その技を受け継いだ宗廣佳子氏も存命ではありません。
そのため、郡上紬自体が希少性が高く高値がつきやすいのです。
特に宗廣力三作品は紬ファンにとっては憧れの着物であるため、1点でも高額買取りが期待できます。
容易に手に入れることができない着物なので、汚れやしわが多少あっても高い価値が見込めます。
査定に出す際は証紙や説明書などがあれば、着物と一緒に出すのがおすすめです。
宗廣力三の着物を買取りに出すならバイセルがおすすめ
譲り受けた宗廣力三作品が自宅にあるのなら、着物買取りの「バイセル」の無料査定がおすすめです。
その理由は以下の通りです。
宗廣力三の着物の特徴
宗廣力三は、1982年に紬織・絣織で初めて個人で人間国宝に認定された人物です。
ちなみに紬織では志村ふくみも1990年に人間国宝として認められています。
もともとは作家を目指していたのですが、20代の頃に青年団運動を通じて紬織を地場産業として尽力していくうちに郡上紬に託す想いが強くなっていきました。
今では貴重な紬といわれる郡上紬は、昭和初期に戦後の影響によって衰退していきました。
しかし、一度消えかけた郡上紬の再生を遂げ、新たな技法によって今日の郡上紬を創りあげてきました。
農家の屋根裏や土蔵に放置されていた江戸時代の高機を修繕し、古く残されていた縞帳を元に研究を重ねていきました。
宗廣力三さんが生み出した郡上紬(ぐじょうつむぎ)、本っ当にステキですよねっ✨
もともと庶民の着物やった「地紬」を研究に研究を重ねて「美術工芸品レベル」にまで昇華させた力三さんの努力と精神に感服します!本当に幻の紬ですよね👘
城下町の郡上八幡博覧館に展示コーナーがありますよ〜!
(^ ^) pic.twitter.com/rOn0oB1viB— およしちゃん (@oyoshi_gujo) June 3, 2020
宗廣力三が復興した郡上紬の魅力
郡上紬の魅力は、何といっても素朴な草木染な色合いと光沢です。
黄は刈安、黒は阿仙薬、青や紺は藍など地方産でとれる天然植物を使い、何度も数を重ねて染め上げていきます。
宗廣力三によって新しく開発された「どぼんこ染」は、他ではあまりお目にかかれない独特なぼかしで染め上げられています。
これは、染料液に糸をまっすぐ垂直に入れて、糸の繊維から染料を自然に吸い上げていく力を利用した染め方となっています。
糸を少し引き上げたりして染料液の量を減らすことで自然なぼかしが美しく作ることができるのです。
こうして染めた糸を組み重ねて縞模様や格子柄を作っていきます。
郡上紬には、糸や染料や技法などにこだわり、研究を積み重ねてきた歴史がこめられているのです。
着れば着るほど着心地がよくなり、深みと艶も増していきます。
色味による温かみも感じられ、洗う度に強くなっていきます。
宗廣力三によって再生された郡上紬は、美術的評価が高く美術館にも展示されるくらい価値があるものとして指示されています。
そのため、宗廣力三が亡くなられた後は、長男の宗廣陽助がその技術を引き継いでいます。
宗廣力三の着物買取りまとめ
今回は人間国宝である宗廣力三の着物買取りについてでした。
特に郡上紬で有名なのですが、ネットオークションを見ても出品が非常に少ないです。
かなり希少な着物なので、品物によっては高値での買取りが予想されます。
査定に出す際は証紙などの付属品も一緒に出すのが高値にするコツです。
メルカリなどのフリマアプリは基本的におすすめしません。
ご自身が宗廣力三の着物の価値を正しく理解できている場合なら良いですが、そうでない場合、相場よりも大幅に安い値段をつけてしまう可能性があるからです。
宗廣力三を売るのなら着物買取り店がやはりおすすめになります。
着物への専門知識を持った査定員が無料でその価値を判断してくれるので大変便利です。