訪問着の買取り相場はオークションではいくらなの?
幅広いシーンで着用できる訪問着は柄も多種多様で、色々な柄を着てみたいとレンタルで着用される方も増えています。
古くて不要になった訪問着を売る場合、まずはその買取り相場を抑えておきましょう。
訪問着のネットオークションでの相場は、平均1万円程度です。
中古品の最高値は大彦・野口真造、高島屋の訪問着で65万円で売る事ができています。
最安値は、1円からあるのでまさにピンキリと言えるでしょう。
この値段はもちろん目安に過ぎません。
訪問着を高く売るのなら、着物専門の買取り店の無料査定に出してみるのが一番です。
訪問着への知識豊富な鑑定士がその真価を判断してくれるので安心です。
訪問着が高値で買取りされる6つの要素
基本的に訪問着は需要が多いため、高値がつきやすいです。
着用できる場も多いですし、年齢にも左右されず一定の需要が常にあります。
そんな訪問着の中でも特に高値で買取りされやすい特徴は以下の通りです。
【訪問着の買取りポイント1】サイズが大きい
訪問着に限った事ではないですが、着物はサイズ、丈の長いものの方が人気です。
丈が短いと体の小さい方しか着る事ができませんが、丈が長いのならば小さい方から大きい方まで着用する事ができます。
サイズ、丈が大きい着物は高く買取りされる傾向にあります。
【訪問着の買取りポイント2】保存状態が良好である
中古の訪問着は保存状態が良いほど高値で買取りされます。
シミ、シワ、虫食いの跡があるとマイナス査定の対象になります。
ただし、ご自身で無理に汚れをとろうとすると、訪問着の生地を傷つけてしまう可能性があるのでおすすめできません。
そのままの状態で査定に出しても着物買取店ならば、丁寧に査定してくれます。
【訪問着の買取りポイント3】有名作家の証紙、落款がある
有名な作家がてがけた訪問着は特に高値での買取りが予想されます。
特に人間国宝であれば、作家ものの中でも高値で買取りされます。
例えば、京友禅の上野為二、加賀友禅の木村雨山、江戸小紋の小宮康孝などです。
作家ものの訪問着には、証紙や落款がついているの買取りの際に必ず一緒に出しましょう。
【訪問着の買取りポイント4】有名工房、ブランドの証紙がある
有名な工房、ブランドで作られた訪問着には付加価値がつきます。
有名な工房、メーカーにはそれを証明する証紙があるので、査定にだす際は必ず一緒に出しましょう。
有名工房の例としては、京友禅の千總、江戸小紋の老舗、竺仙などがあります。
【訪問着の買取りポイント5】人気の色、柄である
訪問着には買い手がつきやすい色があります。
世代を選ばないパステルカラーや、お祝いの席で重宝する華やかな色や柄、などです。
また大人でも合わせやすい落ち着いた上品なものも人気があります。
多くのシーンで着る事ができる色、柄の方が買取り価格が高くなる傾向があります。
【訪問着の買取りポイント6】小物や帯がセットになっている
訪問着はそれに合わせる小物や、帯がセットになっていれば買い手が付きやすいため、買取業者も高めに買い取る傾向があります。
訪問着単体よりも同じ格の小物、帯がセットになっていると査定額も高くなる傾向があります。
訪問着を買取りに出すならバイセルがおすすめ
自宅にある訪問着を買い取ってもらうならCMなどでおなじみの「バイセル」がおすすめです。
訪問着の特徴を徹底解説
訪問着は振袖や留袖とは異なり、年齢や未婚・既婚問わず着用できる着物です。
誕生したのは大正時代で比較的歴史の新しい着物です。
以前はフォーマルな留袖や小紋のような日常着ぐらいしかありませんでしたが、洋装の人気が高まり、格式が中間な着物が求められたことで誕生しました。
訪問着の特徴は肩から胸、袖にかけて施された絵羽模様です。
ほとんどの着物で縫い目に関係なく絵のように柄がつながっており、美しく仕上げられています。
最近は振袖のリメイクとして袖を切り、訪問着に仕立てて使うケースも増えています。
古典柄や洋花など多彩な柄があしらわれており、帯や小物を変えるだけでも雰囲気の異なるコーディネートを楽しめます。
エレガントなシャクナゲの花文様の訪問着
花言葉は「荘厳」「威厳」だそう🌸 pic.twitter.com/PrRX6MmTMa— 着物ヒジャブの紗紗xiaxiahijab・さお坊 (@sasasasaobo) October 25, 2023
訪問着は3種類あり、季節によって着用を使い分けられています。
訪問着の種類
袷
袷は裏地がついており厚手となっているので、春秋冬に適している種類です。
重量感があるので写真映えしやすく、現在は空調設備が整っていることから夏でも着用される方は少なくありません。
単衣
単衣は表生地の素材は袷と同じですが、裏地がないので涼しく、中間期の6月や9月頃に着用されます。
裏地がなく軽いため、着物の線が出にくいです。
絽
絽は布の織り方の1つで、縦横の糸の本数を減らすことで隙ができ、風通しの良い布地を指します。
薄手で軽量なので涼しく、7月から8月の盛夏に適しています。
このように季節で使い分けられますが、現在は空調設備があるので季節問わずお好みの訪問着を着用可能なので、臨機応変に着用を楽しむことができるでしょう。
訪問着は人気が高く買取りにも期待
振袖よりも格式が低い訪問着ですが、いろいろなシーンで着用できる点が最大の強みでしょう。
デザインも充実しているので、用途に応じて適切な訪問着を選ぶことができます。
披露宴やパーティーの場合は、大きめの柄や金彩が施された華やかで上品さが演出できる訪問着が最適です。
入学・卒業式、七五三といった子どもの行事では子どもがメインなので、上品で主張しすぎないものが好まれます。
お茶会や訪問であれば古典柄など、落ち着いたものが良いとされています。
訪問着は様々な用途で使えるため中古の人気が高い着物のひとつです。
需要がつねにあるので買取りの値段にも期待できます。
訪問着の買取りまとめ
今回は着物の中でも着用シーンが多く、人気の高い訪問着についてでした。
準礼装(セミフォーマル)なので活躍シーンがとても多い着物です。
特に以下の5つの要因をみたしていれば、高値での買取りが期待できます。
- サイズが大きい
- 保存状態が良好である
- 有名作家の証紙、落款がある
- 有名工房、ブランドの証紙がある
- 人気の色、柄である
- 小物や帯がセットになっている
売る相手として、ネットオークションやフリマアプリ、リサイクルショップは基本的におすすめできません。
ご自身がお手元の訪問着の価値を十分に分かっているのならOKなのですが、そうでない場合、相場より安い価格で売ってしまう可能性があるからです。
訪問着を売るならやはり着物買取り店がもっともおすすめです。
無料で査定に応じてくれるので気軽にみせてみましょう。
その際は証紙やセットの小物、帯などと一緒にだすのがおすすめです。