雪花絞りの買取り相場はオークションではいくらなの?
綺麗な模様が特徴的な雪花絞りがタンスに眠っているという方もいらっしゃるかと思います。
雪花絞りを売るのなら、まずはその買取り相場を知っておきましょう。
ネットオークションで雪花絞りの着物を売る場合を調べてみると、中古の最高値は反物で32,700円です。
逆に最安値ははぎれが320円からあり、価格の幅が広いのが特色です。
もちろんこれらの値段は目安に過ぎませんのでご留意ください。
雪花絞りの着物を高く売るのなら、着物に対する深い知識がある着物買取店に見てもらうのが安心です。
こういった店は無料査定してくれるので、提示額に満足なら売る事を検討してみましょう。
雪花絞りの特徴を徹底解説
雪花絞りは、絞り染めをすることでまるで雪の結晶に似ている模様を作り出す織物を指します。
絞り染めは布の一部を縛ったり、折ったりするなどの圧力をかけながら染色し、圧力をかけている部分にあえて染料が染み込まないようにしています。
そのため生地自体の色合いと、染色の色合いのコントラストを生み出せるのです。
絞りにも様々な種類がありますが、雪花絞りはその中でも華やかで美しので女性の着物に使われることが多くなっています。
どのようにするとまるで雪の結晶のような模様が生み出されるのでしょうか?
雪の結晶を作り出すために、まず布地を三角形に何度も折り重ねていきます。
折り重ねてできた三角の角部分をそれぞれ染料に付けていきます。
すると、広げた時に綺麗な雪の結晶のような模様が生まれるのです。
かなり簡単な作業のようにも見えますが、これが布地ではなく長い反物になってくるとバランスや均等に染める必要があり、高度な技術が必要となってくるでしょう。
近年、雪花絞りが非常に注目を集めており、CMなどでも女優やタレントが雪花絞りの浴衣を着用した事によって雪花絞りの知名度も上がっていきました。
そもそも雪花絞りは着物ではなく、おしめに用いられていたものです。
しかし、大柄で均一性のある美しい模様や、ぼかしによって生まれる繊細さ、そして色の華やかさなどが女性らしさを引き立たせてくれるので、雪花絞りが着物や浴衣に使用されるようになっていきました。
なお、雪花絞りは綿麻素材を活用しているため、通気性に優れた着物になります。
さらに、雪花絞りは模様がインパクトの大きなものであるにも関わらず、色味によっては涼し気な印象も与えられるので、夏にピッタリな織物になると言えるでしょう。
帯と合わせる時はなるべく同系色のものを選び、雪花模様を目立たせるために無地の帯を選んだ方が良いです。
着用するシーンとしては綿麻素材なのでフォーマルなシーンに着ていくことは難しいですが、日頃の生活の中で着用したり、浴衣でお祭りや花火大会などに着ていくのもおすすめです。
雪花絞りを高値で売るコツ
雪花絞りを高値で売るコツは、やはり良い状態で保存しておく事が重要です。
いつまでも仕舞いっぱなしにするのではなく、半年~1年に1回程度虫干しをすると状態の良いまま保管していくことができるでしょう。
また、買い手にその価値が分かるお店を選ぶ事も重要です。
その点、着物買取店なら着物への深い造詣を持った査定員が見てくれるのでおすすめです。
店は訪問による買取りや宅配査定にも対応しているので、非常に便利です。