色無地の買取り相場はオークションではいくらなの?
着なくなった色無地の着物を処分するなら売るのがおすすめ。
まずは色無地の買取り相場をチェックしてみましょう。
ネットオークションの買取り相場を見てみると、平均3,400円程度で売る事ができてます。
中古の最高値は久保田一竹の色無地で30万円、最安値は1円からと非常に値段にバラツキがあります。もちろんこの値段は目安に過ぎません。
色無地を高く売るのなら着物買取店の無料査定を利用するのがおすすめです。
色無地に限らず着物全般への豊富な知識をもった専門家がその真価を鑑定してくれます。
色無地の特徴を徹底解説
色無地の着物は、その名の通り無地の着物で黒意外の一色で染められた着物を指します。
柄もなくシンプルなデザインとなっていますが、着用シーンが幅広く便利な特徴があるでしょう。
また、色無地であっても3つの種類があるのです。
・袷(あわせ)
春、秋、冬季の時期に着用されることが多く、胴裏、袖裏、裾回しなどの裏地を付けて仕立ててあります。
また、重量感があるのも特徴です。
・単衣(ひとえ)
6月と9月に着用されることが多い着物で表生地は袷と同じですが裏地がなく軽やかであることが特徴です。
・絽(ろ)
7月や8月の暑い時期に着ることが多い着物です。
縦、横糸の本数を減らすことで隙ができるので風通しが良く、夏でも涼しく着物を着ることができます。
透け感があるので見た目も涼しい着物です。
また、色無地は紋の数によっても用途が異なります。
・紋なし
気軽に装える着物として、ちょっとした外出時にも利用できます。
普段使いに最適なので、買い物やランチ、ディナーなど、街着感覚で着られるでしょう。
・一つ紋
紋なしよりも格が上がり、祝賀会などの正式な場でも着用できます。
・三つ紋
準礼装となり、付け下げよりも格が高くなります。
利用シーンとしては限られてしまいますが、正式なお茶会などで利用できます。
このように色無地は、紋の数によって格に違いができる着物ですが合わせる帯によっても利用シーンを問わず着用できます。
色無地を法事やお葬式などの弔事に用いる際には一つ紋があり、地織りの小さい着物が良いでしょう。
流水や有職文様、雲取りなどの地紋が向いており、カラーはグレーや暗めの紫、渋い抹茶などを選びます。
帯に関しても喪服用の黒帯やダークカラーをした法事用の帯を合わせます。
慶事用であれば、吉祥尽文を選びましょう。
また、カジュアルに色無地を着用したい場合の帯選びは、紋なしの色無地に半幅帯や名古屋帯などを合わせます。
参考名古屋帯の買取り
デザインが可愛らしい帯を選ぶことでオシャレに着こなせるでしょう。
お茶会などの席では、上品で古典的な柄の袋帯を合わせることで格の高い装いとなります。
色無地は1つ持っているだけで様々なシーンで活用できるので人気のある着物です。
三つ紋と比べると紋なしや一つ紋が重宝すると考えられますが、買取りではどの種類であっても有名作家や産地などによって買取り金額に影響があるでしょう。
色無地を高値で売るコツ
色無地は日常に用いられることも多く需要が高いので稀少価値は薄いです。
しかし、著名作家の作品や素材、織り方によっては高値で売る事が期待できます。
着物の価値には様々な要素が絡むので真価はやはり専門家でしか分かりません。
一度、専門の鑑定士のいる着物買取店にみてもらうのが良いでしょう。
査定自体は無料ですので、ご自身の納得がいく提示額が出たら売る事を検討するのがおすすめです。