八重山ミンサーの買取り相場はオークションではいくらなの?
沖縄の八重山諸島で生産されている八重山ミンサーの売る事を検討されているのなら、まずは買取り相場を確認してみましょう。
ネットオークションで八重山ミンサーを売る際の平均価格を調べてみると7,400円程度でした。
中古の最高値は名古屋帯で38,000円で売ることができています。
最安値は手提げバッグが41円からあり、こういった小物類が平均額を下げています。
もちろんこれらの数字は目安に過ぎません。
八重山ミンサーを高値で売るのなら、着物への知識が十分にある着物買取店に見てもらうのがおすすめです。
こういったお店は無料査定をしてくれるので査定額に満足なら売ることを考えてみましょう。
八重山ミンサーの特徴を徹底解説
八重山ミンサーは沖縄県八重山諸島の竹富島で生産がはじまり、石垣島でも生産されています。
ミンサーは「綿(ミン)の糸で織られた幅の細い(サー)帯」という意味が由来します。
元々は藍色一色の帯で、女性から愛する男性にプレゼントするために織られたミンサーフという帯が原型です。
明確な時期は明らかになっていませんが、16世紀あたりに綿の栽培が始まったとされております。
細帯を作る習慣は一説によるとアフガニスタンからネパール・インドで織られていた織物が、仏教伝来と同時に八重山諸島および沖縄に伝わり、綿糸から八重山織りやミンサー織りに変わったようです。
また、本州に入ってから真田紐に変わり、武具や桐箱、荷物紐などに使われたとされています。
八重山ミンサーの大きな特徴は、4つと5つの絣柄が交互に組み合わさっていることでしょう。
この柄の組み合わせには意味があり、「いつ(5つ)の世(4つ)まで末永く」という意味が込められています。
さらに、両脇にはまるでムカデの足のような細かい柄があり、「足繋ぐおいでください」という通い婚時代の名残だそうです。
また、藍を何度も重ねて染めていたので、「愛を重ねる」という意味も込められています。
かつては藍色がメインでしたが、現在は赤や黄色、緑など現代に合わせたカラフルな色彩の織物が流通しています。
木綿の織物なのでカジュアルなシーンに適しており、ちょっとしたお出かけやホームパーティーなどで着用する着物にぴったりでしょう。
帯や反物だけではなく、バッグやコースター、洋服などの商品も増えており、沖縄のお土産に選ばれています。
参考反物を売る
1989年4月11日に経済産業省の伝統工芸品に登録されており、売る際も高値が期待できそうです。
八重山ミンサーを高値で売るコツ
八重山ミンサーはミンサーの中でも知名度が高く人気のある織物です。
伝統工芸品なので品質や産地を証明する証紙も査定に出すと評価が上がり、また有名な工房や作家の作品も評価にプラスされます。
また、高く売るのなら、買い手にその価値が分かるお店を選ぶのが大切です。
着物買取店なら、着物への深い知識を持った査定員がいるので安心です。
訪問での査定や宅配買取りにも対応しているので多忙な方にもおすすめです。