二塚長生の買取り相場はオークションではいくらなの?
重要無形文化財保持者である二塚長生の着物を売る事を検討しているなら、まずはその買取り相場を調べてみましょう。
ネットオークションで売るケースだと、中古の最高値は留袖で119,000円で落札されています。
逆に最安値は10,500円で価格差がかなりあります。
二塚長生の作品の出品はネットオークションには5年間で10品にも満たないため、これらの数字はあくまで目安に過ぎません。
二塚長生の着物を高値で売るのなら、着物への深い知識を持った査定員のいる着物買取店に見てもらうのがおすすめです。
店は無料で査定してくれるので、提示された買取り額に満足なら売る事を考えてみましょう。
二塚長生の特徴を徹底解説
二塚長生は1946年富山県に生まれ、金沢市にある加賀友禅工房で専門的な技法を習得しその後独立しました。
当初は加賀友禅を中心に制作していましたが、その後糊糸目を主役にしたオリジナルの友禅を作り上げました。
参考加賀友禅の買取
二塚長生が手がける友禅の特徴は、白上げという技法を用いていることです。
友禅の糊置き技法の中で、江戸時代中期に主流となった目糊置きのみによって白く模様を表す独特な技法を採用しています。
雲・風・波・滝など躍動感ある自然のモチーフを選定し、ダイナミックかつ洗練された作品を制作しています。
2010年には友禅の分野で重要文化財保持者として認定されました。
二塚長生の着物は文様や外ぼかし、虫食いが独特で味わい深い趣のある作品が多数あります。
圧倒的な画力からは風の音や波の音、今にも水が湧き出しそうな躍動感溢れる筆遣いを肌で感じられるほどの仕上がりとなっています。
二塚長生を高値で売るコツ
二塚長生の着物は三大友禅で知られる加賀友禅の伝統的な技法を踏まえた斬新かダイナミックな作風で定評を得ています。
二塚長生の着物は高値で売る事が期待できますが、さらに高額買取を狙うのであれば着物の状態を確認しておく必要があります。
傷や虫食い、シミ、折りジワなどがある場合は、事前にお直ししてもらっておくと良いでしょう。
証紙や保証書などがあれば売る際、一緒に出すようにします。
また、着物の価値が分かる買い手に売る事も非常に重要です。
その点、着物買取店なら知識豊富な査定員が丁寧に鑑定してくれるので安心です。
こういったお店は訪問査定や宅配での買取りもしてくれるので非常に重宝します。