読谷山ミンサーの買取り相場はオークションではいくらなの?
沖縄の伝統工芸品の1つである読谷山ミンサーを処分したいと思っているのであれば、売る事を検討してみましょう。
ネットオークションで売るケースを調べてみると中古の最高値は角帯が8,270円で買取りされています。
逆に最安値は読谷山ミンサーのテーブルセンターで1,000円で売る事ができています。
三年間で雑貨も合わせて8点しか出品されていないため、これらの値段はあくまで参考値でしかありません。
読谷山ミンサーを高値で売るのなら、着物に対する深い知識がある着物買取店のが一番です。
店なら無料で査定してくれるので、提示額に満足なら売ることを考えてみましょう。
読谷山ミンサーを高値で売るコツ
読谷山ミンサーを高値で売るのなら、まずは、汚れや傷などがないかチェックしてください。
状態の良さは査定額に大きく影響するので、丁寧に保管して良好な状態を保ちましょう。
買い手には着物への造詣の深い査定員のいる着物買取店を選ぶのが安心です。
こういったお店は宅配買取りや訪問査定に対応しているので大変便利です。
読谷山ミンサーの特徴を徹底解説
ミンサーのミンは綿、サーは狭い帯を意味します。
沖縄では古くから幅10cmほどの藍染の細い帯が作られていますが、地域ごとに技法や模様に違いがあります。
中頭部読谷村周辺で生産されている読谷山ミンサーはグーシ花織と呼ばれていて、グーシバナ手法で作られているのが特徴的です。
グーシバナ手法とは、浮かせたい模様の部分の経糸を紋棒や花そうこうを使って広い、紋を作っていく手法になります。
読谷山ミンサーは先染めの木綿糸を使用したうね織りで、色彩は難色の特色を表す鮮やかな色合い、模様はグシバナ、そうこう花、手括りによる絣などで、それらの模様に縞模様といった他の模様がプラスされます。
使用される染料は沖縄に自生している植物で、主に琉球藍、フクギ、テカチ(車輪梅)などです。
琉球国時代、中国や東南アジア諸国との貿易が盛んで、15世紀頃に絣や浮織の議場が伝来し、読谷山ミンサーや読谷山花織の原型となりました。
参考読谷山花織の買取
1611年に儀間真常が薩摩から綿を持ち帰ったことから綿栽培が始まったとされています。
耕作面積が小さかったので収穫量が少なく当時は貴重品であり、女性は貴重な綿で細帯などを作り大事な人にプレゼントしており、それがミンサー作りの始まりと言われています。
しかし、明治時代中期に読谷山ミンサーの生産は途絶えてしまい、読谷山花織と共に幻の織物となってしまいました。
読谷村は蘇らせるためにお年寄りの話や残っていた織物を参考に1964年から10年ほどかけて、染織家の与那峯貞などと共に復活させていったのです。
1976年6月2日に経済産業省が指定する伝統工芸品に選ばれています。
木綿素材なのでフォーマルなシーンでは控える必要がありますが、普段着やお出かけ、カジュアル系のパーティーなどにぴったりの帯でしょう。
琉球藍以外にも鮮やかな赤や黄色の帯があり、柄も華やかな印象なので、シンプルな柄の着物もよく映えます。
涼しげな印象もあるので浴衣の帯にもぴったりでしょう。