河村織物の買取り相場はオークションではいくらなの?
河村織物の帯がタンスの奥で眠っているのなら、売る事を検討してみましょう。
ネットオークションで売る際の平均相場を調べてみると、平均9,900円程度です。
中古の最高値は河村織物の手織丸帯が213,001円で売る事ができています。
参考丸帯買取り
ちなみに最安値は名古屋帯が560円。価格の幅がかなりあります。
もちろんこれらの数字は目安に過ぎません。
河村織物を高く売るのなら専門知識豊富な査定員のいる着物買取店で鑑定してもらうのがおすすめです。
店は無料で査定してくれるので、提示額に満足な場合に限り、売る事をかんがえみましょう。
河村織物の特徴を徹底解説
河村織物は、皇室御用達の帯織物を取り扱っていることで有名な京都にある織物会社です。
織物で有名な西陣織物を取り扱う会社で最初は両替商を営んでいたのですが、慶応3年に西陣織物を取り扱う店として生まれ変わりました。
西陣織物とは、京都市の西陣において織られている織物の総称となり日本でも代表的な織物の一つです。
その特徴としては、透かし生地や二重構造の風通しなど織り方が多彩であるだけではなく、先染めをしてから織られているため丈夫でシワになりにくい特徴を持っています。
そんな特徴を持つ西陣織物の帯を取り扱っている河村織物は、機械織りが進んでいる昨今の中で手織りでの製造にこだわっている姿勢により着物愛好家に長い間親しまれています。
洗練された技術によって河村織物の帯は高く評価され、寺社仏閣の神服や能装束にも利用されているだけではなく、平成2年11月に行われた「天皇陛下即位の礼」の園遊会において美智子皇后が着用したことでも話題となっています。
また、平成17年には黒田清子さん御婚礼時に袋帯が使用され、秋篠宮紀子妃殿下においても河村織物の帯を使用したことがわかっています。
このように皇室御用達の織物を数々作り上げていることから、河村織物の帯の中には100万円~200万円もの価格で売られているものも多く、高価で売る事も期待できます。
河村織物は国内でもいち早く中国での生産を行ったことも特徴の一つです。
昭和53年に中国に進出し、昭和62年には中国に手織り向上を建設し生産を開始しました。
人件費の安い中国での生産でも機械で織るのではなく、手織りのなっているので西陣織物の繊細な織物を安い価格で提供できるため、若い世代の人たちにも多く利用されることとなりました。
河村織物の帯の着用シーンとしては、観劇やお茶席をはじめ結婚式や披露宴などのパーティーにも最適です。
デザインも豊富にあり、どの帯も美しく華やかな印象となっています。
色留袖や訪問着、付け下げや色無地、小紋などの様々な着物に合わせることができるでしょう。
帯を締めるごとにしなやかで柔らかな帯へと変化していくので、長い年月が経つほど体にフィットする帯となるのではないでしょうか。
河村織物を高値で売るコツ
河村織物の帯は新品で購入する場合、100万円を超えるものも存在します。
京都で有名な西陣織を扱う店であり、皇室御用達であることもその理由のひとつとなります。
ですが、中には中国で製作された着物もあります。
その場合には売る値段格が下がってしまう可能性もありますが、状態が良いものであれば高価買取りも期待できます。
河村織物を高値で売るのなら、着物への造詣の深い査定員のいる着物買取店にみてもらいましょう。
こういったお店は出張買取りや宅配の査定にも応じてくれるので大変便利です。