伊予絣の買取り相場はオークションではいくらなの？
愛媛県で誕生した伊予絣は、藍色の深さや肌への馴染みから、親しみのある着物としてよく使用されています。
そんな伊予絣を売る場合、その相場を知る事が大切です。
ネットオークションで買取り相場を調べてみると、9,800円程度という結果となりました。
中古の最高値は伊予絣の反物が25,500円で売る事ができています。
逆に最安値は手提げ袋が110円からあり、こういった雑貨類が平均買取り価格を下げているようです。
これらの数字はもちろん目安に過ぎません。
伊予絣を高く売るのなら着物への知識を持った査定員のいる着物買取店にお願いするのがおすすめです。
こういった店は無料で査定してくれるので、査定額に満足なら売る事を検討してみましょう。
伊予絣の着物の特徴
日本三大絣の一つにも選ばれている伊予絣は、愛媛の松山市でつくられています。
肌触りの良さ以外にも、綿素材による効果として通気性の良さや汗を吸収し発散する力、そして生地の丈夫さが兼ね備わっていたため、多くの農家で伊予絣が愛用されるようになっていきました。
また、伊予絣は藍色に染めるという特徴を持っています。
この藍染めによってさらに生地の丈夫さをアップさせ、藍独特の香りにより防虫効果を高めることも可能です。
絣の着物というと、柄は井桁や十字などが一般的となっていますが、その他にも城や花などの絵絣がみられるのも伊予絣の大きな特徴と言えるでしょう。
様々な柄の着物を作ることができ、しかも元々白地の部分を赤や黄色など、他の色を差すことによって様々な絣着物とは違った魅力を感じることができます。
特に花柄やワンポイントの色が入ると、絣の着物でありながら華やかな印象になるので、女性も利用しやすい絣着物と言えるでしょう。
伊予絣で使われている藍の染色は、天然のものを使っています。
天然の藍染めは発酵が必要となるため、温度やアルカリ度がどれくらいなのかを、毎日注意深くチェックしているのです。
手間はかかってしまいますが、植物を使った天然の染料となるので着物が肌に密着していても皮膚への影響はほとんどないと言われています。
また、天然染料は色落ちがしにくく、一緒に洗濯したとしても他の衣類に色移りがしにくいです。
元々伊予の地域では木綿織物が江戸時代から作られるようになり、先に松山縞という縞織物が出回るようになりました。
その後作られたものが伊予絣で、明治時代に入ると全国的に知られ、十数年後には絣の生産地として日本一を記録しています。
このように、伊予絣が誕生してから多くの人の手に渡り、愛用された絣着物と言えるでしょう。
伊予絣の人気は高いため、高値で売る事ができるでしょう。
伊予絣の着物を高値で売るコツ
伊予絣の着物を高く売るコツとしては、やはり状態の良さが重要となります。
伊予絣というとその丈夫さから農作業や日常生活の中で使いがちです。
状態が悪く破けていたり汚れがあったりするとなかなか高値で売ることはできません。
より高値で売るためには保存状態に気を付け、クリーニングをしっかりと行うと良いでしょう。
また高く売るには、買い手選びも重要です。
伊予絣を売るのなら、知識豊富な着物買取店に鑑定してもらいましょう。
こういったお店は訪問査定だけでなく、宅配で売る事も可能なので重宝します。