高久空木の着物の買取り相場はオークションではいくらなの?
高久空木(たかく・くうぼく)の着物を売る事を検討するなら、手始めにその相場を知っておきましょう。
ネットオークションを通じて売る場合を調べてみると平均26,000円程度になります。
高久空木の着物の最高値は、名古屋帯が92,000円で買取りされた事があります。
高久空木は1908年に栃木県の下都賀群稲葉村で生まれ、1993年に死去していますから、現在ではの新しい作品を手にすることはできません。そのため、希少価値があります。
価値の高いものは着物への深い知識を持った査定員のいる着物買取店に売るのがおすすめです。
宅配査定や訪問買取りに対応しているお店がほとんどなので大変重宝します。
高久空木の着物ってどんな着物?
高久空木は日展で活躍し、最高賞なども受賞している作家です。
とくに帯が美しく、「帯の空木」とも呼ばれています。
生地を染め上げる染色作家で、ろうけつ染めをもちいて、染帯をメインに取り扱ってきたことでも知られています。極限まで簡素化され、幾何学的な美しさを持ち、スタイリッシュな作風です。
参考:ろうけつ染め買取り
高久空木には、「染色は工芸品。そして使ってこそより輝く」という思いがありました。そのため、鑑賞がメインだった日展への出展に物足りなさを感じていたのです。
そして、結局は日展を脱退します。
以後、和装の帯を作ることに注力することになりました。意匠はろうけつ染めで作られており、簡素かつ洗練された美しさを持っています。
また、ろうけつ染め作家としては不動の地位を築いた作家でもあります。高久空木の作品は、自然の中にあるものをラフ画として描き、透明感のある作風です。
絵画的な作品が多く、どれもろうけつ染めらしい作品に仕上がっています。
シンプルな絵ながら、無駄なものがなく、ひと目でどのようなモチーフなのかが一瞬にしてわかるデザインであることが特徴です。
帯の作品で知られていますが、同時に着物も作っていますので、高久空木の着物を持っている人は非常にレアだといえるでしょう。
娘さんの高久尚子氏も、染色家として活動しています。
2013年に2代目になりました。
ですが、お父様への尊敬と、まだまだ自分は修行しなくてはならないという思いから、「空」と「木」の間に、「・」を入れて、「高久空・木」と名乗られています。
高久空・木も着物を制作していますので、着物を持っているのであれば、売ることができます。
高久空木の着物を高く売るコツは?
高久空木はもう亡くなられているので、今では新しい作品を発表できません。
それがゆえに、人気で、出すところに出せば高値での買取りが可能となります。
高久空木の価値も分からないような、着物への知識が無い所に売るのだけは避けてください。
売るのなら、着物買取店がやはりおすすめです。
こういった店は、訪問査定や宅配買取りに対応しているお店が多いため、とても便利です。
万が一査定額に満足しない場合は、売る必要はありません。
宅配の場合は、返送してもらうだけでOKという手軽さが魅力です。