古賀フミの買取り相場はオークションではいく らなの?
古賀フミの着物を売る事を考えているのなら、買取り相場を知っておく事が大切です。
ネットオークションで売るケースを調べると、当人の作は出品されておらず、その弟子の野村静枝の付下げが56,007円で落札されているだけです。
古賀フミの着物は有名作家でありながら、オークションに出品されていないことから、希少品である可能性があります。
人間国宝の作品であることから非常な高値が予想されます。
古賀フミの作品を売るのなら、その価値が分かるところに売ることが大切です。
着物買取店なら、古賀フミのみならず着物全般への知識を持った査定員が丁寧みてくれます。
無料で査定してくれるので、買取り額に満足なら売る事を検討するのがおすすめです。
古賀フミの着物を高値で売るコツ
重要無形文化財「佐賀錦」の人間国宝、古賀フミが手掛けている作品は、量産することが難しいだけではなく2015年に死去しているため稀少価値が高いです。
より高く売るのなら証紙もいっしょに査定に出すのがおすすめです。
証紙はその着物が間違いなく古賀フミの作品であることを証明するものなのでたいへん重要です。
またリサイクルショップやフリマアプリは基本的におすすめしません。
ご自身が着物の価値にたいして十分な知識を持っている場合はよいですが、価値を知らない場合、思わぬ安値で売ってしまうケースがあるからです。
高値で売るのなら、その真価が分かる着物買取店に見てもらうのが安心です。
古賀フミを買取りに出すならバイセルがおすすめ
もし古賀フミの作品が自宅にあるのならバイセルに売るのがおすすめです。
バイセルの特徴は以下の3つです。
古賀フミの着物の特徴を徹底解説
昭和から平成時代にかけて活躍した染色家、古賀フミは、主に帯や茶杓袋、笛袋、巾着などの小物を手掛けています。
佐賀県佐賀市に生まれ、幼いころから曾祖母や母から佐賀錦の織り方を学ぶことで佐賀錦の織り方を身に着けました。
人間国宝でありその作品には希少性があります。
佐賀錦は、和紙や金銀の箔や漆を置いた和紙を細かく裁断して経糸に使い、絹糸を緯糸に使用することで煌びやかで華やかな印象を与える織物です。
江戸時代に佐賀藩の城内で佐賀錦を手掛けていたのですが、当時は組物や組錦と呼ばれていました。
その後、廃藩したことで生産が減ってきたのですが、気品のある佐賀錦を失うのはもったいないと考えた大隈重信がロンドンの博覧会に出品することを勧めたことで、世界的に有名な織物へと登りつめました。
その頃から呼び名も佐賀錦という呼び名に統一され、現在に至っています。
古賀フミと佐賀錦
古賀フミは昭和19年に佐賀高等女学校を卒業してからも佐賀錦の技法を学び続けていました。
その後、昭和40年ころに東京へ移り住み作家として独立したのです。
【展示室から】重要無形文化財保持者(人間国宝)の作品、細見華岳 綴織帯「雅」と古賀フミ 佐賀錦帯「春鶯」を展示中です。綴織は「爪で織る錦」ともいわれ、ピンと張った経糸に緯糸を掻き寄せて、佐賀錦は経紙(和紙)に竹べらで緯糸(絹糸)を引き込んで模様を織ります(2月20日(日)まで展示)。 pic.twitter.com/RxKprlb00D
— シルク博物館【公式】 (@yokohama_silk) February 8, 2022
佐賀錦を多くの人たちに広めるため数々の伝統工芸品展に出品しており、その高い技術力が認められました。
- 昭和41年:第13回日本伝統工芸展初入選
- 昭和44年:第16回日本伝統工芸展日本工芸会総裁賞受賞
- 昭和57年:第29回日本伝統工芸展日本工芸会会長賞受賞
- 昭和63年:紫綬褒章受章
- 平成10年:勲四等宝冠章受章
となっており、平成6年には佐賀錦が重要無形文化財になり古賀フミはその保持者(人間国宝)として認められました。
どの作品も芸術的に優れていると高い評価を得ており、落ち着いた印象で様々な着物に合わせやすいデザインが魅力です。
古賀フミの着物の買取りまとめ
今回は佐賀錦で有名な古賀フミの着物についてでした。
古賀フミは人間国宝でもあるため高値での買取りが予想されます。
売る際は証紙があれば証紙をつけて査定に出すようにしましょう。
保存状態も価格に影響を与えますが、シミやシワ、汚れがあってもご自身で何とかしようとせずにそのまま出すのがおすすめです。
汚れをとろうとするあまり、生地を傷めてしまう事があるからです。
また買取りに出すなら着物買取り店に出すのがおすすめです。
複数のお店で査定してもらい、もっとも高い所に売るという裏ワザもあります。