野原俊雄の着物の買取り相場はオークションではいくらなの?
野原俊雄氏の着物を売るなら、まずはその買取り相場をチェックしておきましょう。
ネットオークションで売る場合、平均85,000円程度で買取りされています。
中古の最高値は琉球藍絣が20万円で落札されています。
もちろんこの価格は目安に過ぎません。
高値で売るのなら、着物専門の買取り店の無料査定を利用するのがおすすめです。
野原俊雄の作品の価値の分かる査定員が丁寧にその真価を鑑定してくれます。
野原俊雄の着物の特徴
野原俊雄氏は1951年に、沖縄県の南風原町で生まれました。
35年以上も染色に携わっており、琉球絣事業協同組合に所属して現在でも第一線でご活躍されています。
そんな野原俊雄氏の着物は沖縄の伝統工芸品である琉球絣と南風原花織が主流です。
参考:南風原花織買取り
絣の起源はインドで東南アジアに広がっていき、15世紀頃に当時の琉球王国にも貿易で入っていきました。
中国や日本をはじめとした東南アジアの影響を受けつつ、沖縄の気候や風土に適した絣が沖縄各地でつくられ、琉球絣と呼ばれるようになったのです。
また、薩摩絣や久留米絣など日本各地の絣のルーツにもなりました。
琉球王府の時代から主産地となっているのが、野原俊雄氏が生まれた南風原町であり、現在でも主に南風原町で生産されています。
琉球絣の最大の特徴は600種類にも及ぶたくさんの図柄でしょう。
熱帯の沖縄にピッタリな涼感漂う図柄は琉球王府時代から存在し、現在では当時から伝わる御絵図帳と職人の感性が取り入れられながら作られているのです。
製造では計算された間隔で糸を束ねていき、模様は1箇所ずつ手括りで締め上げるので、かなり手間のかかる作業となっています。
制織では緯糸を経糸に通していく昔と変わらない技法を使い、丹念に織り上げ、着物や巾着など呉服や小物といった製品が完成されているのです。
南風原町では、南風原花織という織物の生産も盛んです。
南風原花織は100年以上の歴史がある織物で、2017年に国の伝統的工芸品にも指定されています。
明治時代に南風原町では花織技法を母から娘へ教える文化があったとされており、改良されながら現在の南風原花織が確立されたと言われています。
染色は県内で採取可能な琉球藍や福木、テカチ染めなど植物染料が使われているのが特徴的です。
また、南風原町花織は同町の喜屋武をはじめ、照屋、本部で織られており、技法も多彩なので地域独特の名称や模様があります。
模様はまるで花のように美しい立体の図柄で、華やかな印象が特徴です。
野原俊雄氏は地元の伝統技術を活かしながら、着物や帯などをつくりあげています。
花織と絣柄を活かした着物は配色も柔らかな色調が多く、ごちゃごちゃしないすっきりしたデザインが多いのでコーデもしやすいと評判です。
野原俊雄氏のつくる作品はシンプルながらも上質で上品な着物ばかりなので、多くの愛好家に求められています。
野原俊雄の着物を高値で売るコツ
野原俊雄氏が手掛ける琉球絣と南風原花織は沖縄の伝統工芸品なので、証紙が張られています。
証紙と一緒に査定してもらうことで、高額で売る事が期待できるでしょう。
また、その価値が分かる所に売るのも重要なポイントです。
着物の本当の価値は専門知識がなくては分かりません。
着物買取店に査定をお願いするとプロの目利きがしっかりと見てくれます。
汚れやシワがある着物でも売る事が可能なお店が多いのも魅力。
無料出張買取りや宅配買取りに対応している業者も多いので大変便利です。