知花花織の買取り相場はオークションではいくらなの?
伝統的工芸品である知花花織がタンスに眠ったままの方、売る事を検討してはいかがでしょうか。
知花花織をネットオークションで売る際の相場を調べてみると、平均6万円程度です。
中古の最高値は、手織草木染の九寸帯で298,000円で売る事ができています。
最安値は名古屋帯が3,000円からあります。
もちろんこの数字は目安に過ぎません。
知花花織の着物を高く売るのなら、その価値が分かる査定員のいる着物買取専門店が安心です。
こういった店は無料で査定してくれるため、提示額に満足いった時に限り売る事が可能です。
知花花織の特徴を徹底解説
知花花織とは、18世紀頃から沖縄市にある知花地域で作られるようになった織物を言います。
この頃はまだ琉球王国の時代で、沖縄は独自の文化を持っていました。
知花花織は特別に王朝へ献上されるために作られていたというわけではなく、一般市民が祭事があると晴れ着として着用していた衣装として利用されていました。
現在沖縄で行われている行事でも、女性が知花花織の着物を来て参加する「ウスデーク」などが開催されており、今も知花花織の技術が受け継がれてきているのがわかります。
原料として使われるのは地元で採取できる植物を主に使っており、木綿糸や絹糸を丁寧に植物から抽出した色で染めていきます。
全て手染め・手織りで作られるため、人の手で生み出された温もりが感じられる織物と言えるでしょう。
知花花織は様々な織り方があり、それぞれ模様なども異なってきます。
例えば経浮花織は平織りされたものに紋糸が経方向に入るものを言い、緯浮花織はその逆で紋糸が緯方向に入っていきます。
また、縫取花織という平織りされたものにハナ糸を経に織り込んでいくものや、点ハナと呼ばれる模様を入れたものなどもあります。
このような様々な織り方があることで、様々な模様の知花花織が誕生しました。
染料に使われる植物もたくさんの種類があります。
青色に染めるなら琉球藍と呼ばれる植物を泡盛や水飴、アルカリ剤と一緒に天然発行させることで染料となります。
黄色に染めるなら、フクギと呼ばれる防風・防潮林として有名な木を利用します。
木の皮や枝葉など、様々な部分が染料に使われます。
赤褐色に染めたい場合はオキナワサルトリイバラやシャリンバイと呼ばれる、植物や木々を使用します。
他にもアンナットや玉ねぎ、スオウ、セイヨウアカネ、ヤマモモ、月桃、ビワなどが染料として使用されます。
基本的に着物・帯などの和装に使われる知花花織ですが、可愛らしい柄や色を活かして現代のアイテムに使われることも多くなってきました。
肌触りも良いことから、使い心地も非常に良く、日常生活の中で普段使いしやすいアイテムが揃っています。
着物以外の使い方もできる知花花織は、現代の生活にも合わせられやすく、しかも沖縄らしい工芸品でもあるため、需要は高まってきていると考えられます。
知花花織を高値で売るコツ
知花花織は、伝統的に着物や帯などに使われることもありますが、現代のアイテムへリメイクされることも多く、中古品でも需要は高いです。
もし売るのなら、素人ではなく、正しい価値を知ることができる着物専門買取業者に相談するのがおすすめです。
プロの査定士による目利きで正しい価値を見出すことができ、その値段に納得できればそのまま売る事も可能です。
買取業者は出張買取や宅配査定などにも対応している場合が多く、時間がない方も安心して利用できます。