久保田織染の着物の買取り相場はオークションではいくらなの?
久保田織染の着物がタンスの中に眠っているのなら、売る事を考えてみましょう。
ネットオークションで売る場合の相場を調べてみると、最高値は久保田織染の袋帯で70,000円、最安値は名古屋帯が2,800円でした。
あくまでも目安にすぎませんし、中古であればさらに安価な価格で取引されていることも考えられます。
久保田織染を高く売るのなら着物の専門家がその真価を見てくれる着物買取店の無料査定に出すのがおすすめです。
無料査定の結果を見てから売るか売らないかを考えるのがおすすめです。
久保田織染の特徴を徹底解説
久保田織染は、長野県駒ヶ根市にある明治43年に創業した会社です。
当初は染を主体にしていたのですが、大正から昭和の初めにかけて絹織物部門を作り現在に至っています。
伊那地方に伝わっている伊那紬を生産している会社で、以前は約120もの工房で作られていた伊那紬ですが、現在では減少し久保田織染工業一社でのみ生産されています。
参考:伊那紬買取り
久保田織染の織物の特徴は、生産工程のほとんどが人の手による作業であること、手織りであること、草木染めを多用していること、糸作りから製織までを一貫して行っていることなどです。
一反織るためには、最短でも一週間掛かり複雑なものであれば数週間~数ヶ月以上掛かるものもあります。
そのため、久保田織染が手掛ける織物は一つひとつが個性のある伝統工芸品とも言われているのです。
そんな久保田織染では、伊奈紬の生産を行っていますが長野県はもともと蚕の国と言われるほど養蚕業が盛んな地域であり、伊那地方においても同様に古くから紬織が盛んに行われていたのです。
良質な生糸を使い、大きな玉繭から作られる玉糸や紬糸などを様々な素材を組み合わせて織られていることが特徴で、軽く柔らかいのため、め着物初心者にとっても最適です。
また、色調豊かな久保田織染の織物は草木染めとなっており、伊那谷で育ったリンゴやどんぐり、ダケカンバ、山桜、イチイのほか、くるみやカラマツ、白樺などの様々な植物を用いて染め上げられているのです。
素朴でありながらも美しい発色で、自然な光沢感のある色味の久保田織染の着物は化学染料では出せない仕上がりとなっています。
久保田織染が手掛けている伊那紬のデザインの特徴としては、縞や格子柄が多いです。
色見もシンプルなものから明るめのものまで幅広くあるので、着る人の年代を選ばないことも魅力です。
着用するシーンは、カジュアルなパーティーのほか、観劇や街着として利用でき、シワになりにくい素材なので日常的に利用できることが考えられます。
久保田織染の着物を高値で売るコツ
久保田織染の着物を高値で売るのなら、証紙が残っていることが重要です。
証紙は久保田織染で織られたものであることを証明してくれるものとなるので、一緒に査定に出すことで高価買取りが期待できます。
また、買い手選びも高値で売るコツの一つです。
売る際は、久保田織染の価値が十分に分かる着物買取店の査定を受けてみましょう。
こういったお店は訪問査定や宅配での買取りにも対応しています。