城間栄順の着物の買取り相場はオークションではいくらなの?
城間栄順の着物を売る場合、まずは買取り相場を知っておく事が大切です。
ネットオークションでの買取り額を調べてみると、平均10万円程度で売る事ができています。
中古の最高値は本場琉球紅型の袷振袖で251,000円で買取りされています。
もちろんこの金額は目安に過ぎません。
城間栄順の作品を高値で売るなら、着物への深い知識を持った査定員のいる着物買取店に見てもらうのがおすすめです。
こういった店は無料で査定してくれるので、気軽に利用できて重宝します。
城間栄順の着物の特徴
城間栄順の着物は、沖縄ならではの染め方でもある紅型染めの技法が用いられています。
この技法は沖縄の織物の中でも唯一後染めによって作られるものです。
琉球王朝時代から親しまれてきたもので、祭りなどで使用する衣装として使われていました。
紅型染めは赤や黄、青、紫、緑といった5つの色をベースに一つ一つ模様に色を差していきます。
植物や動物などの自然美から、沖縄ならではの模様が彩られることもある織物です。
元々琉球王朝時代から紅型染めの三大宗家がありました。
城間家もそのうちの一つです。
しかし、第二次世界大戦で戦場と化した沖縄で紅型の資料や道具などが燃えてしまい、衰退どころか技術自体が失くなってしまう危機にさらされました。
その中で復興に力を入れていたのが城間栄喜です。
少ない物資の中であるものを使い紅型染めを行っていきました。
また、着物ではなく米兵が使いやすいようなハンカチやネクタイをで紅型染めを施すことその復興に努めたのです。
そんな父の姿を見てきた城間栄順も、培った技術と職人気質で染めの技法を受け継いでいます。
城間栄喜は復興のため、観光者向けの製品を作っていくべきだという考えでした。
さらに城間栄順は観光者向けだけではなく、着物の世界で挑戦したいという考えも持っていました。
紅型染めは日本の誇り高き文化であることを証明するためにも、城間栄順は着物の世界へ飛び込んだのだと考えられます。
城間栄順の作る着物は、その華やかさはもちろん、模様に奥深さを与えるグラデーション、そして色彩一つ一つの細やかな変化が織りなす作品が多くみられます。
また、海が好きだったこともあり、沖縄の美しい海をモチーフにした作品も多いです。
さらに紅型染めの一つ、藍型染めをされている作品もあります。
藍色を基本としている藍型染めは柄も単調なものが多いのですが、何故かグッと引き込まれてしまいます。
濃い藍色で深みを出したものから、淡い藍色で夏らしく爽やかな雰囲気のものまで、藍色の濃淡をつけることで表現された色味が魅力的と言えるでしょう。
着物以外だと帯などのアイテムもあり、城間栄順の作品でコーディネートを合わせれば、沖縄らしさを残しつつ都会で着ても違和感のない仕上がりにすることができるでしょう。
城間栄順の着物を高値で売るコツ
城間栄順の着物は一つ一つが手作りで作られるため、とても貴重なものが多いです。
そのため、ネットオークションでも高値での出品は可能でしょう。
しかし、より確実に高値で売るのなら、城間栄順の作品の価値が分かる着物買取店に相談するのが良いでしょう。
こういった店は、ネットから簡単に申し込めますし、訪問査定や宅配買取りに対応しているので便利です。